今から30年以上も前の大昔。
小2だったか、
小3だったか覚えていないが、
僕は、伊藤君の家に遊びに行った。
テレビゲームをして遊んだ後、
伊藤君のお母さんが、
ホットケーキを出してくれた。
そこには、
伊藤君と僕ともう1人、
松本君がいた。
そして、伊藤君のお母さんは、
僕らに、こう言った。
「この丸いホットケーキを3等分できる?」
僕は、算数が得意だったし、
『そんなの余裕だよ』
と心の中でつぶやいていた。
しかし、
いざ、
フォークを手渡された僕は、
上手に3等分できずにいた。
今まで、やったことがなかったからだ!
2等分や4等分は頭に浮かんでいたが、
どうにもこうにもできずにいたところ、
伊藤君のお母さんが、
「こうするのよ」
と教えてくれた。
それが、
この右側の図。
先日の小4の授業でも、
その話をした。
塾では、
左側の図を書いている子が、何人かいたね。
右のような図を書けた子は、
2割から3割ぐらいだったかな。
でもいいの。
『やったことがないことはできない』
当時の僕と同じ。
あっ!
そうなのか!
そう思って、1つ1つ学んでいけばいいの。
あれから30年以上も経つが、
その経験が、こうして、今に活きている。
できないことは、恥ずかしいことではない。
やったことがあるか、ないか、だけだから。
受験でも、
当然、やったことがない問題は解けない。
だから、多くの問題にふれて、
解けるようにしていく。
それが大切な事だね。
中3は、来週の水曜日から、
徹底的に入試レベルの図形問題を解いていく!
『やったことがあるから解ける』
生徒達が、
入試でそうなれるように、
導いていく。