何かの宗教に入ったり、
神様を信じたりしていなくても、
神社にお参りに行く、日本人は多い。
特に、新年は、そうだよね。
僕は、
今年の最後の授業で、
中学生の子達に、
このような話をした。
ある宗教を信仰している人がいたそうだ。
その人は、神様がいると信じていたらしい。
ある時、その人は、
乗っていた船から落ちて、
海で溺れてしまう。
当然、助けを求めるわけだ。
「助けて〜」
ってね。
そうすると
一艘の船が、
その人に近づき、
船長さんが、
こう尋ねるんだ。
「助けましょうか?」
その人は、
「いえ、神様が助けてくれるから大丈夫です」
と断ります。
船は、その場を離れていきます。
また、
「助けて〜」
と叫ぶと
他の一艘の船が、
近づいてきます。
船長さんは、
溺れている人に声をかけます。
「助けましょうか」
「いえ、神様が助けてくれるから大丈夫です」
先程と同じように答えます。
やがて、船は、その場から離れていき、
その人は、溺れて亡くなります。
その人は、
あの世で、
神様に会いました。
その時に、
神様に、
こう言ったのです。
「なぜ、助けてくれなかったのですか?」
神様は、
こう答えます。
「お前は、バカか!
2回も船を送っただろ!」
その人は、
あの世で、
近づいてきた船が、
助け船だった事に気づいたのです。
あの世に行ってから気づいても、
もう手遅れです。
願っているだけでは、
人生、何も変わりません。
自分で行動しない限り、
変わらないのです。
この話を
他人事のように、
聞いていた子もいるでしょう。
でも、決して他人事ではないのです。
僕らの目の前には、
チャンスが転がっています。
ただ、
そのチャンスに気づけない人もたくさんいます。
塾に通っているだけで、
それは学力を伸ばすチャンスです。
塾に通えない子もいるんだからね。
でも、どうだろうか。
ペナテストに受かるために、
勉強しただろうか?
毎日シリーズは、
欠かさず続けられただろうか!?
もし、それができていなければ、
あの溺れて亡くなった人を笑う資格はない。
僕は、あの手、この手で、
生徒達に気づきを与えている。
願いごとは、
願っているだけでは叶わない。
さあ、自ら行動し、
チャンスを掴み取れ!