昨日の中2の理科の授業は、
期末の模擬テストの解説から。
水の電気分解の化学反応式について。
H2O→H2+O
の化学反応式では、
なぜダメなのか。
H2O→H2+O2
の化学反応式では、
なぜダメなのかな?
なぜ、
2H2O→2H2+O2
の化学反応式になるのか。
O2の書き方は、
なぜ2Oと書いてはいけないのか。
子供達が疑問に思うであろう、
あらゆるケースを1つ1つ説明した。
例えば、
水は、水素と酸素に分かれるのだから、
H2O→H2+O
の化学反応式で良さそうですよね。
→の前と後の原子の数も、同じです。
ただ、酸素は、
常にO2の分子の状態で存在するから、
酸素のO、1つだけでは存在できない。
だから、化学反応式で使われる酸素は、
O2の2個セットの状態。
それなら、
この化学反応式でいいのか!?
H2O→H2+O2
水は、電気分解で水素と酸素に分かれるから、
良さそうだよね。
でも、今度は、→の前後で、
酸素の原子の数が合わない。
→の前の酸素は、1つ。
→の後の酸素は、2つ。
だから、その化学反応式も適していない。
そうやって、
1つ1つ説明。
また、イメージが大事だから、
モデルも書きながら説明した。
同様に、酸化銀の分解の化学反応式も、
モデルを使って説明。
酸化銀の分解の化学反応式は、
2Ag2O→4Ag+O2
となるが、
4Agは、なぜ2Ag2と書かないのか!?
銀は、分子を作らないから、
Ag2とは書かない。
Agの原子が4つあるイメージ。
だから、4Agなんだね。
中学ぐらいの化学反応式は、それほど多くないし、
丸暗記で、定期テストを乗り越えてしまう子もいるでしょう。
仮にそれでどうにかなったとしても、
高校の化学では、太刀打ちできない。
数学だけに限らず、
理科も【理解】しながら進んでいく!
ちなみに、
水の電気分解の覚え方は、
陽子さん、いいスマイル☺️
(陽極)に(酸素) (陰極)に(水素)が発生!
そうです!
僕の姉の名前は、
陽子です^_^