ここ最近、
何人もの卒塾生から、
アルバイトの問い合わせがあった。
基本、
よほど人数が多くない限り、
断る事はない。
ただ、それでも、軽く面接はする。
かしこまった感じではなく、
ラフに近況を聞く感じだ。
そして、
その後、僕は、
お金を渡し、
一杯のカフェラテを購入してくるように、
お願いをする。
買ってきてくれた後には、
お礼を言って、
僕は、聞くんだ。
「買ってくる時に、何を考えてた?」
すると多くの子が、
「間違わないように、買って来ようと思いました」
と答えてくれる。
うんうんと僕は、頷きながら、
それを聞いている。
◯◯は、
僕が言わなくても、考えて、
ストローやガムシロップなどを一緒に持ってきてくれたね。
僕が使うかと思って、
一緒に持ってきたんだよね。
当たり前かもしれないが、
そうやって、
先の事を考えて仕事をするんだ。
◯◯は、以前、
飲食店でバイトをしてたみたいだよね?
飲食店は、お客さんがお金を払って、
商品を受け取る。
その場で、
お客さんの表情が見える商売だよね。
塾は、
お金を払う人とサービスを受け取る人が違うんだ。
目の前にいるのは、生徒だけど、
その後ろには、親がいるんだ。
その親の気持ちも考えて、
仕事をしてみてごらん。
考えた事はないだろうけど、
想像することならできるだろ!?
今後、君は、
あと数年で大学を卒業して、
社会へ出るんだ。
その時に、相手の事を考えて、
仕事をするんだ。
喜ぶ事を考えて仕事をするんだ。
そうやって、
僕は、
僕の想いをアルバイトの子にも伝えている。
いや、
伝え続けている!
仏のような僕でも、過去には、
アルバイトの子を叱った事があります。