8年前に書いた楽天ブログより。
『優しさの差し伸べ方と受け取り方』
昨日は、妻が仕事だったため、娘と二人で川越祭りへ。
今日は、妻と娘と僕の家族三人で高坂の動物園へ出かけた。
まずは、昨日の出来事から。
人混みに揉まれながら、川越駅からクレアモールを突き進んでいった。
途中、娘を抱っこしながら歩いた。
想像以上に大変だね。
進まない。進まない。
考え過ぎかもしれないけど、露店の食品は娘にあまり食べさせたくない。
衛生面での心配が一番だね。
僕が食べるなら、気にしないけど。
でも、この考えを持っている人は、塾の生徒でもいた。
やはり、保護者が僕と同じスタンスだったのだ。
何かあってからでは、遅いからね。
結局、露店で買ったのは、キュウリを棒に刺した浅漬けと綿アメ。
キュウリは、飲食店が店で作って出していたから、少しは安心かなと思ったし、
過敏になり過ぎても良くないよね。
あとは、コンビニでジュースとパンを買い、クレアパークで娘に食べさせた。
最後に、娘が欲しがった綿アメを買い、途中で引き返すことに。
その途中で、プリクラを撮ろうと思って、娘と二人でゲームセンターへ。
しかし、既に長蛇の列。
諦めて娘を抱えて歩いていると、近くにいた女子高生がうちの娘を見て、
「可愛い~」
と手を振っていた。
うちの娘は、それに手を振り返したり、ハイタッチをしたりしていた。
自分が親になって思うけど、小さい子って存在自体が可愛いよね。
自分の娘より可愛い子なんて、世の中に沢山いるけど、
自分の娘が可愛いと思えるんだよね。
自分に子供が出来て、初めて感じる事だね。
それまでは、無かった感覚。
自分の子って、ここまで可愛いと思えるんだから、不思議。
ちなみに、僕は3歳ぐらいの時に、近所のおばさんに、
「可愛い」
と言われて不満を感じていた。
男の子だったので、
「かっこいい」
と言われたかったのだ(笑)
今思えば、何てガキだと思われそうだけど、
当時の僕は、そうでした。
さて、プリクラを断念した僕らは、アトレの鏡の前で写メを一枚。
プリクラは、有料。
写メは、無料。
娘の笑顔に、感無量。
帰りは、川越駅から電車に乗った。
すると、目の前に座っていた女性が、僕に声をかけてくれた。
娘を連れている僕を見て、席を譲ってくれようとしたのだ。
ただ、僕は咄嗟に、
「大丈夫です」
と断ってしまった。
後で考えると、優しさを受け取っておくべきだったかなと後悔。
とりあえず僕は、電車を降りる時、声をかけて頂いた女性に、
「先ほどは、お心遣いありがとうございました」
とお礼の言葉を伝えた。
僕は、ふと思い出した。
10年以上前、大学まで電車で通っていた時の事。
目の不自由な方が、改札の入り口で上手に切符を入れられずにいた。
僕は、後ろで見ていて困っているようだったので、
「こちらですよ」
と声をかけた。
すると、その方は急に後ろから声がしたので驚いたのか、
また、女性という事もあってか、
怯えたような様子で、慌てていた。
動揺しながらも、うまく切符を入れることが出来たその方は、
お礼を言わずに、足早に去って行った。
必要以上に、手を貸す必要は無かったのかもしれない。
当時の僕は、そう思った。
『優しさ』だと思った僕の行動は、
逆に、相手の方からすると迷惑だったのかもしれない。
また、後から知った事ですが、
困ったときのサインだそうです。
『優しさ』
って手を差し伸べる方も、
受け取る方も難しいなと思いました。
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