二十歳の時に、彼女のお父さんに言われた一言。
こちらの続きです。
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彼女のお父さんを含めた夕食の席で、
僕が自己紹介をした。
そして、お父さんは僕の大学名を聞いて、
一言。
「君は、遊んできたんだね」
そう言ったのだった。
僕は、
反論出来なかった。
確かに、
そう思い当たる節も少なからずはあったからだ。
僕の全てを知ったかのような
切り捨てるような言葉に、
僕は傷ついた笑
僕は、
高3の時に、
学校の3分の1近くを通院や入院や手術等で欠席していた。
浪人が決まり、
高校卒業と同時に、
自律神経失調症で倒れた。
そんな過去を
喉の奥から言葉と共に出せるはずもなく、
目の前のご飯と一緒に、
喉の奥に放り込んだ。
その時、
『結果が全て』
の世の中を思い知らされた。
僕は、
その彼女のお父さんのことを否定はしない。
むしろ、今、感謝している。
この話を生徒達にできたのだから。
君達も、
あと数年で、
『結果が全ての世界へ放り出される』
小学生ぐらいまでは、
テストで結果がでなくても、
学校の先生や親は、
途中の努力を認めてくれただろう。
◯◯君は、
テストで思うような結果が出なかったけど、
先生には、分かるよ。
うん。
大丈夫。
君は、努力していたよね。
そうやって、
周りの大人達が、
認めてくれた事もあったよね!?
だけどね。
社会は、そのお父さんのように、
結果しか見てくれないんだ。
先生は、
思うよ。
きっと、あのお父さんは、
凄く優秀な方なんだって。
なぜなら、4人の子供を育てていたんだから。
まず、それなりの収入が無ければ、
4人の子供を育てる事はできない。
1人育て上げるのに、
2000万円〜3000万円と言われている。
子供2人の家庭と子供4人の家庭では、
出費が違う。
彼女の上のお兄さん2人は、
大学を卒業して、
確か1人は大学院にまで行っていた。
彼女の下には、
弟がいて、
都内の偏差値70以上の有名私立高校に通っていた。
彼女自身も、
偏差値70ぐらいの高校を卒業している。
とにかく、
子供達の勉強してきた様子を
誰よりも直近で、
彼女のお父さんは見てきたはずだ。
また、そのお父さん自身も、
勉強してきたのだろう。
仕事で、
年に何度も海外に出張していたらしい。
当然、英語が話せなければ、
海外に出張もできない。
優秀な方であった事は間違いない。
当時の僕は、
その状況を俯瞰して見る余裕や経験などなかった。
「君は、遊んできたんだね」
の言葉だけが、
深く胸に突き刺さっただけだった。
まあ、
遠回しに、
『君に娘はやらん』
そう言われていたのかもしれないけどね笑
僕は、このエピソードを通して、『結果の大切さ』を生徒達に伝えた。高校受験も、大学受験も、就職活動も、部活が忙しかったとか、体調が悪かったとか、そんな事など、1ミリも考慮されない。何なら、聞こうとも、見ようともしてくれない。厳しいかもしれないが、それが現実なんだ!今それを知り、
『結果を出すために行動する事が大切なんだ!』僕は、全力で生徒達に伝えた!
ちなみに、
当時の彼女とは、
その半年後ぐらいに別れてしまったので、
妻とは別の人です。