昨夜、午後11時半過ぎ。
小腹が空いて、
塾から近所のスーパーまで歩いて行った。
その時、
「齋藤先生ですか?」
と、声をかけられた。
20年以上指導していると、
卒塾生は何百人といる。
今まで、何回も、
何十回もこの流れを経験してきた。
今度は、誰かなと思って振り返ると、
川越東に進学したH君だった。
「覚えてますか?」
と聞かれたが、
当然、覚えている。
H君は、高校生になってから野球が忙しくて、
塾には殆ど顔を出さなくなってしまった。
H君は、年齢的に大学生。
H君に、大学名を聞くと、
と返事がきた。
彼の中学生時代を知る子なら、
分かると思う。
偏差値的に、
慶應に受かるようには思えない。
実は、川越東の受験でも、
基準の数字には届かない状態での受験だった。
でも、そこから合格をもぎ取った!
川越東に合格させた松江塾が凄いのか!?
川越東の先生達が凄いのか!?
H君の頑張りが凄いのか!?
勿論、それはH君の頑張りだろうね!
いや〜!
慶應とは、
本当に驚いた!
スポーツの世界で、
トップ層に上り詰めるのは難しい。
勉強の世界では、
簡単ではないが、
トップ層に上り詰める事が可能なんだ。
小学校で伸びるとは限らない。
中学校で伸びるとは限らない。
高校で伸びるとは限らない。
浪人してから伸びる子もいる。
だから、可能性を信じて、
諦めずに続ける事なんだよね。
それは、
親も、
本人もね。
H君が、中学生のあの時、
『松江塾ってダメね。
うちの子、偏差値的に川越東にも届かないわ』
仮に、親がそう思って、
途中で塾を辞めさていたら、
今の彼はいなかったかもね。
また、
本人が途中で投げ出していたら、
今の慶應は無かったかもね。
咲かない花は無い。
そう思って、
毎日、水を与える覚悟はできていますか!?
親も忍耐です!