以下の文章は、
3年前に、保護者の方に送信したメールの内容であり、
昨年書いた、ブログの記事でもあります。
このメールの内容に書いてある470点の子、
実は、この後、伝説を起こします!
その伝説が、
何なのかは、
このブログの最後に書きます。
今週は、初雁中、山田中、一中などの体育祭がありました。
生徒達も、そして応援された保護者の方も、暑い中、お疲れ様でした。
また、声をかけて頂いた保護者の皆様、ありがとうございます。
定期テストが終わり、殆どの中学で、点数が出ました。これから、順位が出る中学もあると思います。
テストの順位が出て、喜んでいるご家庭もあれば、落胆しているご家庭もあるでしょう。または、そのような生徒もいると思います。
点数や順位は、確かに分かりやすい数値です。
学年1位の子も現時点で、2名の報告があり、
これから順位が出る子も含めれば、まだ2、3人は増えそうです。
しかし、1位の子だけが、努力していて、
他の子は努力をしていなかったのでしょうか?
1位の子だけが、素晴らしく、
他の子はダメなのでしょうか。
僕は、そうは思いません。
みんな努力する中で、順位は出ますが、
各自で、それなりに頑張ってきたのです。
中1で、部活が始まり、朝練、午後練と部活に体力を奪われながらも、毎日、塾に来ていた子達を知っています。
テスト前に、体調不良になった子達を知っています。
学年で1桁の順位に入り、それが、次のテストで順位が下がるのではないか、不安と心配で勉強している子も知っています。
今回の爆裂中、前回(昨年の3学期)の期末で、思うような結果を残せていない子は、呼んで話をしました。
また、A館で勉強している子には、勉強のやり方が掴めていない子もいるので、指示や指摘をしました。
具体的には、教科書の内容を綺麗にノートにまとめるとか、毎回、漢字練習に時間を使い、偏った勉強などをしていた子に、改善策を伝えました。
中2、中3の子達の中には、
いつも以上に気合いを入れていた子もいるかもしれません。それでも、思うような結果が残せていなかった子もいるでしょう。
中2の授業では、話をしましたが、
学校の先生が変われば、テストの出し方も変わります。基本の勉強は、学校のワークや塾のワーク中心の勉強になりますが、それでも今までのように結果が出ないケースもあります。例えば、昨年の理科の先生は、学校のワークから類題を出していたけど、今年の理科の先生は、今までとは全く傾向が変わり、実験の内容や記述問題を多く出しているというケースもあります。
僕らは、何年も何十年も生徒を指導してきて、そして、何百人もの生徒を見てきたプロです!
保護者の方は、数字だけに捉われているかもしれませんが、テストの結果の背景には、様々な要因が隠れています。
昨年や今年の保護者会でもお伝えしましたが、僕は親の夫婦喧嘩や嫁姑問題、そして、高校の時には病気で、大幅に成績が下がりました。当然、下がった原因の全てをそのせいにするつもりはありませんが、一部はその要素が含まれています。
成績の上下の要因は、様々です。
例えば、得意分野、不得意分野もその1つです。
保護者の方は、お子さんの得意、不得意教科だけでなく、その中の単元も把握されていますか?
保護者の方は、どこまで、お子さんのテスト範囲を把握されていますか?
定期テストが終わった今、お子さんのテスト範囲を全て言えますか?教科書のページでなくても構いませんので、各教科のテスト範囲の単元を言えますか?
中2、中3の保護者の方なら、今回のその範囲が、今までの範囲と比べて、広いのか狭いのか、分かりますか?
僕は、塾の何名かの保護者の顔が今、頭の中に浮かんでいます。その頭に浮かんだ保護者の方なら、きっとスラスラ答えてくれると思っています。
塾の保護者の方の中には、そんな素敵な関わり方をされているご家庭もあるのです。
何も1から10まで、子供に手を貸して、
勉強を教える必要はありません。
子供の部活動や友人関係などの今の状態。
得意、不得意なども含めた、テスト範囲の事。
スマホやゲームに依存していないかどうか、家での様子など、全てをひっくるめて、
褒めるや叱るやアドバイスをして欲しいと思います。
テストの『結果だけ』を見て、
言うのは誰にでもできるからです。
また、ある中学の1年生の理科では、
約7割が小学校の内容からの出題でした。
過去に、数学などで、10点~20点程度の小学校の内容ならありましたが、今回の範囲は前代未聞で、しかも誰も解けないような問題が2問ぐらいあったそうです。
うちの塾のトップ層でも、80点台後半や90点前半でした。
こんな子もいます。
定期テストで470点。
でもその子は、肩を落として、暗い表情です。まだ、上の点数の子がいるからです。
保護者の方なら、何て声をかけますか?
努力が足りないと言いますか?
僕は、この子に、
あと5点から10点は、多く取らせる事が出来ました。
そして、あなたのお子さんでも同じです。
その子が大切にしているゲームやスマホ、
娯楽など一切を奪い、
休憩をほぼ与えない。
そして、約3週間前からの爆裂も関係なく、
毎日、塾に来させて勉強。
宿題を忘れようものなら、激怒し、
恐怖で机に向かわせる事も出来るでしょう。
当たり前ですが、それで5点、10点伸ばせたとしても、きっと誰も喜びません。
僕は、470点の暗い表情のその子に、
声をかけて、褒めました。
「最初の定期テストで、それだけの結果が残せるのは、凄い事だよ」と。
『今までの頑張りや努力を認めた上で、
では、次に何ができるか』なのです。
そこを簡単にすっ飛ばしてしまうと、
子供のモチベーションは上がりませんし、努力しても認めてもらえないと思ってしまうでしょう。
その子は、現在、自らの意思で、自習室に通っています。その子は、まだ入塾して間もないですが、その子を通して、親の関わり方が強く影響している事を感じています。
他の親がどうやって子供と関わっているのか、分からないと思いますが、9割ぐらいは、親の価値観の刷り込みや勉強の習慣化などによって結果を出しています。勿論、本人が自ら進んで勉強し、親がノータッチでも上位に入る子はいます。
でも、それは1割ぐらいなのです。
または、ノータッチでも結果が出せる状態にまで、既に手をかけてきたのです。
既に自分で勉強できて、結果を出せる子は構いませんが、それ以外の子には、勉強面での関わりを持って欲しいと思います。
来週から爆裂となります。
今回は、全員の生徒一人ひとりを呼んで、話をします。
前回の反省や良かったところを聞きます。改善点などの話もします。
中1の子達は、特に注意して下さい。
次は、実技教科も入り、9教科となります!
それを知らない生徒や保護者の方もいます。
真島のブログにもありますように、
中1は、今までの塾での小5や小6の時の数学や英語の積み重ねが、殆ど無くなります。
元々、小学生から塾にいた子の中間テストは、4、5回の反復によって得られた結果です。次は、この一ヶ月で、同じぐらいの反復が必要です。
塾は、学校よりペースが早いので、学校のワークを進めて下さい。
中間テストが終わったばかりですが、定期テストまで1ヶ月を切りました。
今から、スタートを切って下さい。
ここまで書きましたが、勉強や教育は、魚釣りに例えられます。
『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ』といった例え話があります。
『人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣り方を教えれば生涯食べていく事が出来る』
そのような意味です。
勉強も同じです。
過去問やテスト範囲のプリントをコピーしてやらせれば、確かに一時的に点は伸びるでしょう。周りの大人が手をかければ、確かに伸びると思います。しかし、それでは、本当の意味でのその子の力はつきません。本当に助けが必要な時にだけ、手を貸すのです。
魚の釣り方を教えるのです。
テストでの点の取り方を教えるという事です。これをお子さんが身につけてしまえば、勉強において、今後、困ることは少なくなるでしょう。高校生になって、上位に入る子や指定校推薦を取ってくる子は、間違いなく、これができています。
今回のテストの結果を踏まえて、三者面談を希望される方は、メールを頂きたいと思います。宜しくお願いします。
松江塾 齋藤
ここに書いてある470点の子。
実は、
その後の期末テストで、
学年1位を取ります!
そして、
それから、
今まで、
1位をキープし続け、
学年1位、9連覇を達成します!
◯◯君!9連覇!おめでとう㊗️✨
ここまで、およそ1年前のブログに書きました。
その後、その生徒は、
学年1位を10連覇まで伸ばし、
現在、浦和高校に通っている。
その生徒は、
1学期の中間テストで、
浦和高校学年4位の成績である!
勿論、目指す大学は、
国内最高峰のあの大学!
◯◯君!
君なら行けるよ!
もう一度、
このブログを読んでいる保護者の方に、
質問をします。
もし、自分の子供が470点を取ってきたら、
何て声をかけますか?
正解はありませんが、
その一言で、
子供の人生が変わるかもしれません。