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円安から見える今後の日本

 先日の中学生の授業では、


日本の円安について、少し話をした。




『今の1ドルは、いくら?』




から始まり、


今からおよそ35年前の中国の物価と



今の物価の話などもした。



今から、


35年ほど前、


僕の祖父は、何度か中国に旅行に行っていた。


僕の記憶が正しければ、


当時の中国では、


ラーメン1杯10円ほどで食べられたらしい。




今の中学生の子達のお小遣いが1000円だとすると


100杯も食べられる計算だ。



中国の通貨の元の価格を調べると


当時25円から50円ぐらいだ。



1980年頃は、平均年収が400元ぐらいだそうだ。


仮に1元50円で、年収400元だとすると


日本円で年収2万円が平均。


なんと



月収1666円!


子供のお小遣い程度だ。


ラーメン1杯が10円というのも、


納得だろう。


それでも高い方で、


安いところでは、


3円とか5円だったらしいからね。


さて、今の中国では、


どうだろうか。


きっと、日本と変わらないだろう。


上海とかなら、


ラーメン1杯800円とか1000円とかするだろうね。


いや、もっとかもね。


勿論、農村部と都市部では、


価格も違うだろうけどね。


要するに、


この30年、40年で、


中国人の年収や物価は数十倍にもなった。



でも、


日本は、殆ど変わっていない。


このままの流れが続けば、


日本が、


中国やアジア諸国に追い抜かれる可能性がある。


人口の違いはあるが、


既にGDPでは中国に抜かされている。




今、日本にアジアの人が来て、


コンビニ等で働いている。


その理由の多くは、


日本に来て働いて、

 
母国の家族に仕送りをするためである。


もしかしたら、


今後は、日本人がアジアに出て行って、


日本に仕送りをする時代が来るかもしれない。


資源が無い日本では、


労働によって世界と戦うしかない。


その労働力である人口も、


少子化によって縮小している。



残念だが、


今後の日本が、


今より経済的に良くなる可能性は、低いと思っている。


だからこそ、

より偏差値が高い大学へ行ったり、


勉強して資格を取ったり、


すべきなのではないだろうか。




可能性を広げる意味でね。