今から20年以上前。
僕が高校2年生の時。
僕は、
河合塾の冬期講習の数学の授業を受けていた。
記憶は定かではないが、
大教室には、
50人から100人ぐらいの高2の生徒達がいたと思う。
大宮校で受けたので、
その近辺の進学校の生徒達が多かったと思う。
その時の数学の先生が仰っていたことを
僕は、今でも覚えている。
「ノートに書く時間は、後でとるから、
ノートに書きながら授業を聞くことがないように」
そう仰っていた。
要するに、書きながら聞いても、
頭には入らないって事なんだ。
だから、その先生は、
説明を聞いてもらう時間とノートに書く時間を分けていた。
その先生の影響を受け、
塾での僕の授業は、
同様の指示をしている。
僕が説明をしている時に、
生徒達がシャーペン等を手にしていたら、
机の上に置かせる。
そして、
無意識にペンを持ってしまう子もいるので、
手は膝の上に置くように指示する。
聞く事に集中させるためだ。
あの時の数学の先生の授業が、
今、
活きている。
正にこれは、
『点を繋げること』なのかもしれない。