年末に卒塾生の子達に誘われた飲み会。
たぶん、その場にいた中で、
1番稼いでいる子は、
600万円の奨学金を抱えている子。
きっと、
同年代の高卒の子達と比べると、
約2倍は貰っているのかなと思った。
ん!?
と思われた方。
例えばだけど、
高卒の20代半ばの子がいたとしよう。
給与は、分かり易くするため、毎月20万。
それを年間12ヶ月分と年2回の1ヶ月分ずつのボーナスと考えると、
年間280万。
では、奨学金として600万円のローンを組み、
大学を卒業したその子は、
本当に2倍も貰っているのか!?
これは、仮定だけど、
給与は毎月30万。
(残業手当てや出張手当てを含む)
年間12ヶ月と年2回の2ヶ月分ずつのボーナスと考えると
年間480万。
あれ!?
2倍の560万円には届かない!?
そう思いましたよね。
はい。
確かに金額的には届いていません。
あえて、そこに含めなかったのですが、
その会社は、
住宅手当がほぼ全額支給されるようなのです。
仮に、家賃7万円のアパートに住んでいたとしましょう。
7万円の12ヶ月は、84万円。
これを先程の480万にたすと、
564万円になります。
ほら、2倍でしょ!?
実は、さらに付け加えて話をすると、
手当ては、給与と違い、
税金がかからない物が多い。
実質、
年間84万円の住宅手当てを給与で受け取るには、
約120万円に相当する。
120万から、
3割を税金で引かれた分が、
84万円となる。
となると、
仮に給与が2倍ではなくても、
2倍以上の金額を受け取っているのと同等となるケースもあるのだ。
高卒と大卒での給与の差は、
歴然としている。
僕のYouTubeでも、お伝えしています↓
奨学金を借りてでも大学に進学した方が、
生涯賃金は多くなるケースが多い。
勿論、やりたい事があれば、
大学に行かない選択もあり。
高校を卒業後、
専門学校だって、就職だってあり。
お金が全てじゃない。
ただ、社会に出る前に、
世の中の仕組みを知っておく必要はあるだろう。
いや、社会に出る前なんかじゃ遅いな。
小学生の高学年ぐらいには、
知っておいて欲しいな!
また、学歴だけでなく、
業種によっても、給与は変わるし、
会社の規模によっても、
福利厚生などは変わってくる。
どんな仕事をするかは、
最後は子供が決める事だけど、
それまでに、
親の方でも、
子供の選択肢を広げる努力は必要だよね。
それは、ただ勉強をさせるって事だけじゃない。
どんな仕事があるのか。
どんな職種は、給与が高いのか。
逆に、どんな職種は、給与が低いのか。
どんな企業は、転勤があるのか。
親が子供に安定を望むなら、
どんな企業を勧めたらいいのか。
親が調べて、
伝えていく必要はあるよね。
絶対に大学に行けって話ではない。
ただ、日本全体で見れば、
2人に1人以上は大学に行き、
うちの塾に限って言えば、
8割から9割は大学に進学する。
だからこそ、
親の方でも、
子供達に、伝えて欲しいんだ!