昨日は、大学の学費等について書きました。
費用を用意できないご家庭もあるでしょう。
先日の保護者会でも、お伝えしましたが
奨学金として借りている大学生は、何%でしょうか?
ご存知でない方は、考えてみて下さい。
正解は、
約50%です。
景気によって、多少変動はありますが、
近年は50%前後なのです。
全額借りている人は少ないかもしれませんが、
現在、2人に1人は奨学金として借りているわけです。
このブログを読んでいるご家庭のお子さんが大学に進学する場合、
2人に1人が、奨学金として借りる事になるのです!
まず、奨学金には、給付型と貸与型があります。
貸与型にも、第1種の無利子と第2種の有利子があります。
成績優秀者や世帯の収入によっては、
給付型や貸与型の無利子の奨学金となる事もあり得ますが、
大半の学生が、有利子の奨学金となるでしょう。
奨学金とは名ばかりで、実際には、借金です。
仮に月5万円を大学4年間で、
48ヶ月借りた場合の合計は240万円です。
返済は、
利子を含めて月2.2万円と仮定すると、
卒業後の約10年間、
32歳ぐらいまで返済が続きます。
奨学金として、お金を借りるには、
連帯保証人としての『人的保証』か、
『機関保証』が必要です。
大学卒業後、返済が滞り、
自己破産する方が、毎年何千人といるようです。
家族の誰かが連帯保証人となっている場合は、
ダブルで自己破産の場合もあるのです。
さて、奨学金の裏側という事で、
実は、機関保証を選んだケースでは、
仮に、毎月10万円の奨学金を借りても、
口座に振り込まれるのは、約9万5000円です。
保証料として、約5000円ほど、
差し引かれるのです。
初めて耳にした時には、驚きでした!
第2種の有利子の場合、
利子を支払う事になり、
保証料も取られてしまうのです!
みなさんは、この事実を知っていましたか!?
明日は、
『狙われた奨学金』
として、ブログを書いていく予定です。
その話は、塾の卒塾生の話となります。